芳林小は現昌平小の場所にありました。公適配により淡路小と共に統廃合され、平成6年に姿を消しました。
芳林小は安政4 加賀藩主が私塾として開設した芳林堂が、元々の成り立ちです。私塾ではあるものの、千代田区内では最も歴史の古い小学校と言ってよいと思います。
明治6年に第5大区第4小区内幼童学所、明治7年に芳林小学校と改称、明治19年に私立芳林尋常高等小学校、明治26年、東京市神田区代用尋常小学校、明治43年、東京市芳林尋常小学校と名を変え、昭和22年に千代田区立芳林小学校となりました。
このような経緯があるため、芳林小の校章は加賀家の家紋「梅ばち」をもとにしています。
さて、校歌に注目したいと思います。
作詞は、日下部太郎。作曲は田村虎蔵。田村虎蔵は1873年鳥取県生まれで東京音楽学校卒業後は東京高等師範の音楽教師として活躍、尋常小唱歌編纂委員も務めました。「金太郎」「浦島太郎」などの唱歌を手がけました。
歌詞は、
1.雪の中にも 咲き匂う 清き梅をばしるしにて
名も芳林の まなびやに 通うわれらのたのしさよ
2.心理と平和を 理想とし 知徳を納め 体をねり
友と親しみ もろともに ま心こめて つとめなん
というものです。校章である梅をモチーフに気高き志を大らかに歌い上げていて、素晴らしい歌詞であると思います。
芳林小学校旗 2025年11月現在、昌平小学校4階廊下に展示中です。
旧芳林小
芳林公園にある芳林小校歌の石碑
千代田区編集による芳林小校歌
千代田区の旧小学校校歌を巡る街歩き ブラヒロシ1 42:30頃に芳林小が紹介されています
