淡路町2丁目界隈の今昔 その13 同和病院と探偵物語

 同和病院は淡路町2-8-4に建っていました。現在の特別養護老人ホームかんだ連雀の場所です

 1929(昭和4)年、に東京医師会館として建てられました。建て主は東京医師建築信用購買利用組合で、この組合は大正13年に125人の医師が参加して設立、組合の目的は医師の貯蓄や診療所建設資の融資、資材の販売などで、建物は社交クラブであるだけでなく、一階の事務室は金融機関そのもので、地下には巨大な貸金庫がいくつもあり、4・5階は一部吹き抜けで、700人収容のホールもありました。

組合は戦時中に強制解散となり、戦後は連合軍に接収されたのち、昭和24年に同和病院が建物を引き継ぎました。

 それから約50年が経過し、1998年に同和病院は明和病院と改称して神田須田町1-18に移転しました。同和病院の建物が解体されたのはその年の暮れでした。

 

 この病院の1部屋が松田優作主演の「ドラマ探偵物語」の工藤探偵事務所に使われていたことで、映画ファンからは聖地としても扱われました。

(出典:昭和回顧録 建築編 その他)