淡路町2丁目町会のお神輿は、神田祭宮入の際、中神田十三ヶ町連合の一員として渡御に参加します。十三ヶ町のお神輿は、それぞれの街から出発し最初に神田駅近くの出世不動通りに集結し、その後連合で宮入へと進みます。 今回はその出世不動尊のお話です。
まず、出世不動尊とは神道の神様ではなく、お釈迦様をお守りする明王様です。密教(真言宗、天台宗)では、如来、菩薩、明王、天(インドの神々)の順で偉いとされています。
この不動尊は、一橋徳川家の表鬼門(東北=悪い方角の守り)を守るために江戸城内で祀られた仏像でした。表鬼門(守り)の信仰は江戸時代の武家社会で非常に重視され、不動明王は魔を断ち切る力を象徴する存在として選ばれています。
本尊の不動明王像は、平安時代の天台宗の名僧 智証大師(円珍)作 と伝わっています。これは古く由緒ある像とされ、「準国宝級」と言われることもあります。
出世不動というからには課長に昇進したい人など、立身出世を願うものと思われがちですが、仏教での「出世」とは「煩悩の渦巻く世界から脱却し、悟りの境地に至る過程」を指します。現実社会の困難を自力で突破しようとする力強さが、人気の秘訣かもしれません。
(出典:千代田区観光公式HP Wikipedia 他)
出世不動尊
