徳川幕府が神田川を造成する際に、洪水が起こった時に江戸城内に水が来ないように、城内側の内神田を、城外側の外神田より高く盛り土をした、と言い伝えにはあります。しかし、万世橋、昌平橋、和泉橋などを通っても、それほど高低差を感じません。国土地理院の高低図を見てもよく分かりません。
しかし、高低差がハッキリ分かる場所があります。どこでしょうか?
答えは柳森神社の万世橋寄りにある歩道橋、「神田ふれあい橋」です。
JR東北新幹線のすぐ東側にあり、同新幹線工事用の橋でしたが、地元の要望により工事完了後も撤去しないで、平成元年(1989)4月から歩道橋として供用されています。神田須田町二丁目と神田佐久間町一丁目を結んでいます。それまで遠回りしなければ行き来できなかった両地区の住民が、直接往来できることになったので、親しみをこめて「神田ふれあい橋」と命名されました。
この橋の両端の階段の数を数えれば一目瞭然です。写真を添付しますので数えてください。階段1段を15センチと考えれば高低差も推測できます。
実際には、神田川造成前より外神田は上野不忍池から流れる旧石神井川で湿地帯だったので、元から高低差はあったと考えるのが自然です。神田川造成で行ったのは、柳森神社側に土手を作り、旧石神井川やお玉が池を埋め立てた程度で、日比谷入り江の大工事に比べ、この近辺はそれほど手を入れなかったのではないでしょうか。
(出典: 千代田区HP、東京いろいろ情報箱様HP他)
神田ふれあい橋 須田町側階段
神田ふれあい橋 外神田川階段
